頑丈に閉じられた木製の箱を大事に持ち歩いている。
中に何が入っているのか、本当のところは彼女自身にもわからないらしい。
｢絶望の箱を開けるなんて馬鹿なことはおやめなさい。希望はあなたが作るしかないのです｣
Sm
たくさんの言語を操る旅人。主に英語⋯⋯らしき言語を喋る。メアリーと親友。
いつも無愛想な感じであるが、心の中はぽかぽかお花畑。
｢いぇす、とりっぷ。⋯⋯いいえ、とらゔぇるの方が近いですか｣
セレネメンティア王立病院の医師の一人。女性医師はまだ少ないが、多くの功績を残している。
権力やお金、名声に全くと言っていいほど執着しないので、院長などからは『気に入ら』れている。
｢わたくしは患者様を救うことしか眼中に無いのです｣
イッテルビー四姉妹の次女。エリーの双子の姉。
お転婆で元気いっぱい。その上ドジなので、たまに失敗してエリーに怒られる。
｢ねえねえエリー、コレ見てよ！面白くない？｣
Dy
生まれてすぐから、ヴィザーパンのセンイーンにある遊郭に捕らえられていた。
やっとの思いで逃げ出し、Elementsに辿り着いた。
時に不安に襲われるが、優しい仲間たちのおかげで立ち直れる。
常に赤い番傘を持ち歩いており、武器にしている。深い思い入れがある。
｢あちきは生まれてからずっと、鳥籠の中で鳴き続けていんした｣
イッテルビー四姉妹の三女。テルーの双子の妹。
淡々としていて、真面目。真顔で冗談をぶっ込んでくる。
テルーが何かしないように見張るという名目の元常に一緒にいる。
｢大人しくしていてください、うるさいですよ｣
スノーゼルの裏村長とも言える存在。
自分の性質を活かせる自信がなかったので、寿命を活かして情報管理をし、スノーゼルに貢献している。
なお、スノーゼルの村役場はこの事実を説明していない。
｢エリー、ちょっと上手く口利きしてくれない？｣
イッテルビー四姉妹の末っ子。
明るく活発で、頑張り屋。好奇心旺盛。
洞窟からミデレーリアに通い、仕事をしている。
｢ユイ姉、行ってくるね！｣